子供の児童書   『だいじょうぶくん』

子供の本
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〜物を大切にしてくれる子になるかも?!〜

引用:ポプラ社公式サイト

絵本紹介

作品情報
書名:『だいじょうぶくん』
作:魚住直子
絵:朝倉世界一
出版社:ポプラ社
対象年齢:小学2年生から4年生

「最近、子どもが本を読んでくれない……」

「小学2年生くらいでも、最後まで楽しく読める本はないかな?」

そんな方におすすめしたいのが、魚住直子さん作・朝倉世界一さん絵の児童書『だいじょうぶくん』です。

しゃべるぬいぐるみと小学生の男の子が、一緒に冒険する物語。

「もし、自分の大切にしているぬいぐるみがしゃべったら?」

そんな子どもなら一度は想像したことがありそうな設定から始まる、ワクワクするお話です。

この記事では、『だいじょうぶくん』のあらすじや感想、どんな子におすすめなのかを紹介します。

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『だいじょうぶくん』ってどんな本?

ポプラ社の「GO!GO!ブックス」シリーズの5作目として、2022年3月に発売されました。

全ページにカラーイラストが入っていて、漢字にはすべてふりがなが付いています。

本を読むのがちょっと苦手な子でも読み進めやすいように工夫されているのも、この本の魅力です。

111ページありますが、文章だけが続く児童書ではなく、カラーイラストがたっぷり入っているので、読書へのハードルが高い子にも挑戦しやすい一冊です。

『だいじょうぶくん』のあらすじ

主人公は、小学生の男の子「そうた」。

新しい学年になったばかりですが、そうたはまだ新しいクラスになじめずにいました。

そんなそうたが、学校から帰る途中に立ち寄ったのがリサイクルショップ。

そこで出会ったのが、なんと……しゃべるぬいぐるみの「だいじょうぶくん」でした。

どうしてぬいぐるみがしゃべるの?

と不思議に思うそうた。

実は、大切にされたものには、持ち主の思いがたくさん残っている。

そして、そんなものは人と話せるようになることがあるのです。

だいじょうぶくんにも、以前の大切な持ち主がいました。

その女の子の名前は「まりちゃん」。

だいじょうぶくんは、まりちゃんにもう一度会いたいと思っていました。

そして、そうたに「まりちゃんを探してほしい」とお願いするのです。

こうして、そうたとだいじょうぶくんの冒険が始まります。

ところが、だいじょうぶくんがリサイクルショップに来た理由を調べていくうちに、ちょっと怪しい人物の存在も見えてきます。

「まりちゃんはどこにいるの?」

「だいじょうぶくんは、どうして売られてしまったの?」

そうたは、だいじょうぶくんと一緒にまりちゃんを探していくことになります。

楽しいだけではなく、ちょっぴりハラハラする展開もあり、続きが気になってどんどん読み進めたくなる物語です。

『だいじょうぶくん』を読んだ感想

一番印象に残ったのは、「大切にしていたものには、思いが残っている」という設定です。

ぬいぐるみやおもちゃなど、子どもが大切にしているものってありますよね。

大人から見ると普通のぬいぐるみに見えても、子どもにとっては、一緒に遊んだり、眠ったり、泣いているときにそばにいてくれたりする大切な存在。

もし、そんなぬいぐるみが突然しゃべり出したら……。

子どもなら絶対にワクワクするはずです。

そして、この物語は「しゃべるぬいぐるみ」という面白い設定だけでは終わりません。

そうた自身も、新しいクラスになじめず、少し居場所を見つけにくい状態。

そんなそうたが、だいじょうぶくんと出会い、一緒に行動することで少しずつ変わっていきます。

「自分から一歩踏み出してみること」

「誰かのために行動すること」

「大切にされてきたものに込められた思い」

そんなことを、難しい言葉で説明するのではなく、冒険のお話として自然に感じられるところが、この本の素敵なところだと思いました。

また、最後の方は 
「え!!そうだったの?! 笑」
となる展開も、本好きになるきっかけになると思いました

『だいじょうぶくん』はこんな子におすすめ!

特におすすめしたいのは、こんな子です。

◎ 本を読むのがちょっと苦手な子

「本を読むのは苦手だけど、物語は嫌いじゃない」

そんな子にぴったり。

カラーイラストが多く、漢字にもふりがなが付いているので、文章だけの本より読みやすく感じる子もいると思います。

◎ ぬいぐるみやおもちゃが大好きな子

これはかなりおすすめです!

「もし、このぬいぐるみがしゃべったら?」

そんな想像をしたことがある子なら、きっと物語の世界に入り込みやすいはず。

◎ 小学2年生くらいの子

ポプラ社では対象学年を小学2~4年生としています。

特に「そろそろ絵本から児童書へステップアップしてほしい」という時期の子にも読みやすい一冊です。

◎ 冒険のお話が好きな子

だいじょうぶくんとそうたがまりちゃんを探す物語なので、ただほのぼのしているだけではありません。

「次はどうなるの?」

と先が気になる展開もあり、物語を読む楽しさを味わいやすい本です。

『だいじょうぶくん』は読書感想文にもおすすめ?

読書感想文を書く本を探しているなら、『だいじょうぶくん』も候補に入れていいと思います。

理由は、物語の中に「自分だったらどうする?」と考えられる場面があるからです。

例えば、

・自分の大切なものについて

・友達との関係について

・困っている人がいたらどうするか

・勇気を出して行動することについて

など、自分の経験と結びつけて考えやすいテーマがあります。

ただ「おもしろかった」で終わるのではなく、

「自分だったらどうするかな?」

と考えてみると、感想文を書くときにも自分の言葉が出てきやすくなります。

『だいじょうぶくん』のここが読みやすい!

この本をおすすめしたい理由は、ストーリーだけではありません。

ポプラ社の「GO!GO!ブックス」は、本が苦手な子にも読書を楽しんでもらえるように作られたシリーズです。

『だいじょうぶくん』も、

・全ページカラーイラスト

・漢字すべてにふりがな付き

・読書をサポートする「GO!GO!しおり」付き

という工夫があります。

児童書を読ませたいけれど、文字ばかりだと読書を嫌がってしまいそう・・・
(ちなみにうちはこれでした・・・)

そんな親御さんには、読みやすさも大きなポイントでした。

『だいじょうぶくん』を読んでみて

『だいじょうぶくん』は、

「しゃべるぬいぐるみ」という子どもがワクワクする設定と、

「大切にされてきたものには、思いが残っている」

という心温まるテーマが組み合わさった物語です。

そして、そうたとだいじょうぶくんの冒険を楽しみながら、少しずつ「大切なもの」や「人とのつながり」について考えられるところも魅力。

本を読むのが大好きな子はもちろん、

「読書がちょっと苦手……」

という子の最初の一冊としてもおすすめしたい本です。

小学2年生くらいになって、

「そろそろ絵本だけじゃなくて、少し長いお話にも挑戦してみようかな」

と思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

まとめ|大切なものがもっと好きになる一冊

『だいじょうぶくん』は、しゃべるぬいぐるみと小学生の男の子が繰り広げる、楽しくてちょっぴりドキドキする冒険のお話です。

でも、読み終わったあとに心に残るのは、冒険の面白さだけではありません。

「自分にとって大切なものって何だろう?」

「誰かを大切にするって、どういうことだろう?」

そんなことを自然に考えさせてくれる一冊です。

小学生のお子さんへの本選びに迷っている方や、読書が苦手な子におすすめの児童書を探している方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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